更新日:2023年12月6日
こんにちは薬剤師の齊藤です。
よく問い合わせで「テストラインの線が薄い時は、陰性か陽性か?」というご質問をよく受けますため、解説させていただければと思います。
結論:テストライン(T)の線は薄くても、陽性の可能性がある。
結論としましては、テストライン(Tライン)の線の濃い薄いは関係なく、線が見えるのであれば、コロナウイルスが体内に存在する可能性があります。
その理由
抗原検査キットのテストラインに色がつくということは、少量でも検体の中にウイルスが存在しており、キットが反応を起こし、結果として色がついたということが結論の理由となります。
ウイルス量が少なかったため、発色しずらかったといった方がわかりやすいでしょうか?
抗原検査キットの仕組み上、検体の量が極端に少ない場合は、色がつかないことがありますが、逆に色がついた場合は、ある程度検体の中にウイルスの抗原が存在し、反応している可能性が高いと考えております。
抗原検査キットの仕組みについて詳しくはこちらのブログをみてください。
結果の見方の注意点
抗原検査キットは、もともとの仕組み上100%的中するというものではありません。
病院・クリニックにて診断をしてもらう必要はあるのですが、ウイルスが体内にいる可能性があるとして、下記のようなことを心掛けるなど、身近な人にウイルスを移さないようにするためにできることはたくさんあります。
・不用意な外出を控え、家で療養する。
・マスクをつける。
・早めに感染を確定させるため、薬をもらうため受診する。
・家族に移さないように配慮する。
まとめ
抗原検査キットでは、テストラインの線が薄くても、感染の可能性はある。
確定はできないが、可能性が高いとして、身近な人に移さないために、しっかりと対策すること。